MEMBER

細谷修平(代表理事)

美術・メディア研究者、映像作家。大学在学中にイメージ論、編集術を学ぶ。アーティストの活動に関わる聞き取りや調査、記録を通して、アート・ドキュメンテーションを行なっている。主には1960年代の芸術と政治、メディアを研究テーマとして、映像やテキストによる記録を行ない、シンポジウムや書籍のプログラムを通した活動を展開。東日本大震災を経て、記録と芸術についての考察と実践を継続している。主な編著に『メディアと活性—What’s media activism?』(インパクト出版会、2012年)、共著に『文藝別冊 澁澤龍彦ふたたび』(河出書房新社、2017年)、『日本のテロ 爆弾の時代60s-70s』(河出書房新社、2017年)などがある。桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。

三上豊(理事)

和光大学表現学部芸術学科教授を経て、現在、東京文化財研究所客員研究員。美術雑誌(『美術手帖』ほか)および単行書、全集の編集者として半世紀を過ごす。専門は、日本の近現代美術、アート・ドキュメンテーション。主な編著に『麻生三郎アトリエ』、『辰野登恵子アトリエ』、『田中信太郎アトリエ』(いずれもせりか書房刊)などがある。

大谷将(理事)

中西レモンの名で2004年よりショーケース形式の舞台企画『畳半畳』を企画・運営。2003年より庶民の唄や踊りについて盆踊りを中心にフィールドワークを行なう。2014年『インタビュー・資料集 豊島の盆踊り音頭』(てしまのまど)編集。2015年より初代桜川唯丸指導による江州音頭の通信講座東京世話人。2022年に1stアルバム『ひなのいえづと』をリリース。

宮田有香

フリーで美術資料の調査を行なう。2000年から2020年まで国・公立美術館で勤務し、所蔵作品、作家資料、展覧会資料の調査と情報整備に従事。現在は個人や専門機関からの依頼を受け、作家や活動家の個人資料、画廊や団体の組織資料、展覧会等のプロジェクト資料の調査と整備に携わっている。

平沢剛

映画研究者、フィルムキュレーター、明治学院大学言語文化研究所研究員。

近著に、Japanese Expanded Cinema and Intermedia: Critical Texts of the 1960s (共編:Ann Adachi-Tasch and Julian Ross、2020年、Archive Books: Germany)、上映企画に  “Landscape Theory: Post-1968 Radical Cinema in Japan” (e-flux: USA、2023年)などがある。